【始まりました】えがおの冒険教室 特設サイト

「子どもが“社会”に出会った日」―多世代チームで挑む、冒険体験。

コミュニケーション能力を育む多世代冒険プログラム
目次

そう言って帰ってきたのは、小学5年生の息子。
顔は真っ赤で、服は泥だらけ。
でも、目が、いつもよりずっとキラキラしていた。

「初めて会ったおじいちゃんと僕より小さい子とチームになって、山を登ったんだ。
僕が道を決めて、案内してあげたんだよ。」

「えっ、おじいちゃんに小さい子!?……大丈夫だったの?」

「うん、僕がリーダーだったから!」
嬉しそうに笑う息子を見て、なんだか胸がじーんとした。

普段はリーダーなんてやる子じゃないし、
実家は遠くてなかなか祖父母や親戚との付き合いも少ない我が家。

ああ、うちの子、“小さな社会”を冒険してきたんだな―。

母として感じたこと。リアルな悩みと共感

正直なところ、私は少し不安でした。
息子がチームのリーダー?
知らない人と一緒にミッション?
大丈夫なの…?

でも、「えがおの冒険教室」のスタッフの方から聞いたとき、
こんな言葉に背中を押されました。

「子どもたちに、あえて“上手くいかない経験”をしてもらうんです。
そこで初めて、考えて、動いて、誰かと関わって、自信を育てていくんです。」

「最近、うちの子ちょっと自信がなさそう…」
「お友達とうまくやれているのかな…」
「本当は、もっとのびのびしてほしいのに…」

すごく悩んでいるわけではないけど、たまに感じる心配事。

上手くやらなくていい。失敗していい。
そんな場所、今の子どもたちにこそ必要なんじゃないか――
そう思ったのです。

実際、ミッションで子どもたちが道を考えて、
最初に登った山は本来登る予定だった山の”お隣”の山…
大人たちは気づいていたそうですが、最後まで子どもたちの判断に任せて、
その「間違った山」に登ったそう。

頂上へ到着して山の名前を見た際、間違いに気づいた子どもたち。
どんな想いがめぐったでしょう。

でも、下山しもう一度、「目的の山」に登ることを決めて
その日2回目の登山。
頂上まで辿り着き、無事ミッションをクリアしたそうです。

失敗が子どもたちを育てていく。
そして、「失敗してもいい」ということを学んだ貴重な経験になったようです。


「えがおの冒険教室」とは?

「えがおの冒険教室」は、ちょっと変わった体験教室です。

子どもたちは、毎月“多世代”のチームでミッションに挑戦します。
自然教室のような子どもだけで行うプログラムでもなければ、
自然アクティビティを楽しむ企画でもありません。

小学生と、青年〜シニアの大人が一緒になって、
登山したり、街を探検したり、夏祭りに出店したり…。
当日発表されるミッションに向かって、
チームで必要な調査・ルート・方法・時間などを考え行動するプログラム。

ポイントは

リーダーは子ども。大人は支える立場。

毎月変わる“ちょっとドキドキする冒険”

チームで動くことで、人との関係性を学ぶ

「年齢」や「立場」が逆転することで、
子どもが自分で考え、大人が我慢して見守る。
まるで“社会の縮図”のようなチームワークが生まれるんです。

主催者の想いに触れて、心が動いた

この教室を主催しているのは、「えがおの駄菓子屋」代表・毛利のりひろさん

彼の経歴が、またすごいんです。

フランス外人部隊の教育課程修了。
バックパックでアジア・ヨーロッパを横断。
外資企業のマネージャーから、地域の多世代交流の場である駄菓子屋のお兄さんへ転身。

「子どもたちには“生きる力”を、大人には“頼られる存在であること”を思い出してほしい。」

その言葉に、私はすごく納得しました。

子どもたちのそばに、親でも先生でもない“見守る大人”がいてくれる。
だからこそ、子どもは安心して一歩を踏み出せるのだと。


子どもに起きた変化

冒険から帰ってきたあと、息子はしばらく興奮気味でした。

「失敗しても、みんなで考えれば何とかなるってわかった」
「○○さん(大人)が“いい判断だったね”って言ってくれたんだよ」
「次は僕が誰かを支える番かな…」

これまでの“学び”では得られなかった、人との関わりを実感

そして私自身も、
息子がいない時間に、久しぶりにゆっくりコーヒーを飲み、
本を一冊、読み切ることができました。

“育児の休憩”って、悪いことじゃないんだと気づいた瞬間でした。


プログラムの概要|えがおの冒険教室

  • 対象:小学生〜中学生(推奨は小4〜)/大人(保護者・社会人・シニア)も参加可
  • 開催:月1回・土日10:00〜16:00(内容により変動)
  • 内容例:登山、ナイトミッション、街探検、夏祭り出店など
  • 集合場所:高蔵寺駅 or 現地
  • 定員:1チーム10人程度/20名規模の少人数制

▷ 料金(税込)

スクロールできます
役割月会費
小学生1~3年通常参加8,800円
小学生4年~中学生リーダー8,800円
高校生/大学生/社会人チームサポート8,800円
シニア(65歳以上)チームサポート5,500円
  • 入会金9,000円+年会費6,000円(保険・諸経費込)
    ※親兄弟姉妹が会員、もしくは同時入会の場合、入会金は二人目以降割引となります(6,000円)
  • 交通費・宿泊費・食費(プログラム終了後にみんなで食事)は別途必要となります。

最後に:親子それぞれの“冒険”を

「子どもを手放すのって、勇気がいる。」
「でも、その先にあるのは、意外なほどの成長だった。」

“冒険”って、子どもだけのものじゃないかもしれません。
親も、ちょっと勇気を出して、見守ることに挑戦してみる――
それもまた、ひとつの冒険なんだと思います。

まずは、体験から。
親子で、次の一歩を踏み出してみませんか?

主催者より

現代は社会の中で生きづらさや、息苦しさを感じている人が、世代を超えて年々増えているように思います。昔よりも格段に情報も選択肢も増えているはずなのに、生きづらさを感じている人が増えているのはどうしてでしょうか?
その理由は、無駄な情報が多くなりすぎて、自分にとって何が大切なのかがどんどん見えにくくなってしまっていることや、思っている事を思うように言えない社会、ちゃんと話し合える人の繋がりが少ないからなど、様々な要因があると考えています。
自分にとって大切なものは何かが見えなくなってしまった状態は、まさに生き方を見失ってしまった状態といえるかもしれません。そんな社会で必要なのが、「自分で考えて自分で決めていく力」、「自分が出来る役割を発見し実行する力」だと思っています。
そのために、子どもには「安心して挑戦できる機会」を、大人には「自分の役割を再認識する機会」を創りたいのです。成功したから良いとか、失敗したから悪いとか、評価せず、世代を超えた挑戦自体を受け入れられる場を創りたい。
そうやって、子どもたち一人ひとりが自分らしさをもって、社会の中で輝けるような大人になってほしいと思っています。そして、大人達には改めて子どもたちの為に大人はどうあるべきなのか? 何をすべきなのか再確認できる場であって欲しいと考えています。
皆さまとの関わりを通して、豊かな人生を創るパートナーとして、子どもたちの未来を一緒に考えていければ嬉しいです。

えがおの駄菓子屋 代表 毛利 規寛

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